「ある人質 生還までの398日」

2021年2月17日

1978生まれでダニエルより10歳ほど年上の プック ダムスゴー(Puk Damsgård)の著書「ダニエル、月が見える? 」が映画化されたものだが、著者の彼女自身がダニエルと同じように、若いエネルギーとパキスタンへの興味が高じ中東に魅了された経験をもち、2008年から中東専門のジャーナリストとなり現在カイロに在住し、公共放送の特派員としても中東各国へ出張し現地からの情報を送っている。

若さということはどういうことか。

ごく普通の家族に困難な事件が突然降ってきたときに家族は、社会はどう動いたか。

過酷な状況の中でも役割と友情が確立される。

信仰とは名ばかりの、非武装を人質にとるテロリストの実態。

このようなことをダニエルの経験から伝えることができれば、というプックの思いが映画にも込められています。

自己責任が当然の社会における事故や災難について、他人が彼を責めたりはしない。デンマークがそういった社会であることは間違いがない。

COVIT-19で陽性になっても隠す人はいないし、謝る人もいない。感染した人もルールを守り気を付けていただろう、と多くはそう思う社会。