ワクチン接種が始まった

2020年12月27日

デンマークで高齢者養護施設の居住者に接種が開始されたワクチンは、BioNTech社とPfizer 社の共同で開発されたComirnaty。一月からModerna社のワクチンが予定されており、デジタルポストに通知が来たら任意で受けることができます。ワクチンの種類は選べず、接種の順番は以下が予定されています。

  1. 高齢者ホームの居住者
  2. 65歳以上でホームヘルパーの身体介護サービスなどを受けている
  3. 85歳以上
  4. COVID-19に対して保険庁が指定する重症化のリスクが高い状態の者
  5. 上記4項目に相当する人の介護をしている家族など
  6. 医療機関、高齢者施設及び福祉施設で働く最前線の職員
  7. 80歳から84歳まで
  8. 75歳から79歳まで
  9. 65歳から74歳まで
  10. 64歳以下で、保険庁がCOVID-19に対して指定する持病がある者
  11. 社会的に重要な機能を担う警察官など
  12. 年齢順17歳以上

家で充電 ホンダe 電費(でんぴ)

 ガソリンスタンドに行かなくてよい、この心地よさ。タンクの残りを気にしながら、家路の途中でガソリンスタンドに寄るか、明日にするか、、そんなことを考える必要がない、この解放感。強いて言うならば、屋根付きのガレージならお天気を気にせずに充電が可能だった、ということ。家屋が築100年で、ガレージはあるのだが、当時の車用に作られているので長さは問題ないが、幅が狭すぎて入らない。それ以前に、建物の横を通るそのスペースが狭いのだ。ならば停めているところに屋根をかければ良いということになるが、全体のバランスを考えると、屋根はかけないほうがデンマーク的美しさ、ということで。。

 家充電だと、料金は公共高速充電スタンドの半額以下で、電費はガソリン車の半額以下。(ねんぴ(燃費)はでんぴ(電費)と呼ぶとは、世の中も変わったものだ。)デンマークは場所を探せば、無料充電できるところがある。どことは敢えて書かないけれど。これを利用すれば無料になるが、そこまでせずとも家充電で、夜間寝ている間に満タン(満バツ?)。可能走行距離は200キロ前後。まだ冬季に入っていないので、氷点下10度程度でどのくらい消費するのかわからないが、ステアリングも暖かになるし、スマホから事前にモーターを稼働させて車内温度を上げることができるので、若干は電費も落ちると予測される。

 EUの電費は、100㎞走行に必要な電力量を使っている。マイホンダeは、17,8kWh/100km。5,6km/kWhであってるか?

 楽しすぎてあちこち出かけているので、電気料金が高くなること間違いなし。なので、洗濯機にはめいっぱい衣服を詰め込んで回す回数を減らすとか、電気はこまめに消すとか、電気を大事に使う習慣も身に付きつつ(もともと無駄はしないようにしているが)。

 https://youtu.be/ewh_0KpFe4s

テスラがどいてくれる ホンダe

短距離、あちこち走り回っているが、今更ながらテスラの多いことに気づく。当初は珍しかったし、デザインもおしゃれでしかも大きいので、ブイブイ走っているイメージで手が届かない妬み(笑)から、重たい車で何がエコかと思っていた。ところが、最近、、多い、本当に多い。流行に関心のある人にとっては、ステイタスなのかもしれない。高価だし、テスラ=EVだからか。

各メーカー、注意してみれば結構な数のEVが走っている。だが、ガソリン車と外見が変わらないので気が付かないのである。テスラではないが、他社のEVを購入している人は、環境問題により関心があって、見た目より中身なのかもしれない。

ホンダeは、テスラでもなくその他のEVでもない既存のグループとは全く違うのだ。プロトタイプ、外装は余計なものが一切ないといえるほどシンプルな車だ。走りについてはまた書くが、走りと外見は一致しない、およそかわいらしさとは程遠い走りなのである。

サイドミラーはないし、 お尻が短いのでコンパクトに見えるのだ。 実は自分も実際に他の車の横に駐車して、小さくない、と実感したのだ。小さく見えるが意外に大きい普通サイズの乗用車。丸目のヘッドライト。クルマ好きはぎょっとするらしい。だから、、テスラが道を譲ってくれる。少々あとをつけて観察してくれて、信号で止まれば頭ひとつ下がったところから、内装を覗いてくれる。昨日はパトロールカーがしばらく後ろをついてきていたと思ったら、サイレンを鳴らしたので道を譲ったら前に出てきた、と思ったら、サイレンを消して左折していった(笑)

この赤い色はデザインにマッチのテスラ。こういうのが「どいてくれる」くれるのである。

Honda e

10月はじめ、待ちに待ったホンダのEVが来た。予約をしたのは7月のはじめ。3か月待ちであった。今、10月に予約すると来年1月になるらしい。日本より早く発売になった理由はなんだったか、、環境問題に関心が高いEUで先行することで、ブランド価値やステータスが上がるのかも知れぬ。

日本の匂いがする。明らかにヨーロッパの新車とは違う。埼玉県寄居の匂いか。。

EV その1

2030年には100万台のEV(電気自動車)が街に溢れることを目標に掲げているデンマークでは様々な問題に直面している。

現在、一般乗用車※1でガソリン車のナンバー取得税は車輌価格の150%前後。数年前までは全ての乗用車に180%が課せられていた。当然これに付加価値税(消費税)25%が上乗せされている。

EVのナンバー取得税は、2016年の20%から100%に増加したが、車輌価格に対する控除があり、その一例に400,000クローナ(2020年9月での日本円換算約650万円)未満であればゼロパーセントで、付加価値税の25%だけとなる。バッテリーの製造問題とCOVID-19の影響でEVの生産に支障が生じていたが、それらも解消されつつあってか、続々と各メーカーから発売が予定されている。

テスラが発売された2015年のナンバー取得税は、当時の政権が政策として環境問題を前面に押し出したことで免除されたが、2016年にはこれが20%になると発表され、駆け込み取得で2015年は4310台。この数字を追い越した2019年のEV売り上げ台数は5524台で、2018年の4倍に増加。環境問題と政治に大きな関心を持つ国民にとって、ガソリン車かEVのどちらにするかは悩みどころである。

環境問題を優先すれば税収が激減する。高福祉を維持する為の財源をどうするのか。現政権は労働組合を母体とし、高所得者と企業への増税を掲げて票を獲得してきているが、労働者も車好きなのである。また現政権は中道左派の社会民主主義であるが、更に左派の党との連立で政権を維持している背景がある。更に左派とは、、社会主義、環境主義、共産党から分かれた社会主義などが混在する。悩ましい判断を迫られている。

ガソリン車同様の税金をかけると、EVはガソリン車よりまだ高価なため振興の妨げになる。2021年からの乗用車のナンバー取得税をどうするか、大きな議論が始まった。性能の良い小型車が発売されることも手伝って、駆け込み取得が増えるであろう。

EVは環境問題にどう影響するのか?CO2排出規制で社会は大きな損害を受けるのではないか? インフラはどうするのか、アパート住まいのEV所有者の充電スタンド設置など、税問題意外にも課題は多い。

デンマークの取り組みが世界の参考になれば、と思う。 2020年9月8日

※1 乗用車、商用車、乗用商用車、、複雑なカテゴリー別の税システムが存在する。

Honda e

2020年7月の始め、ニュースにHondaのEVがヨーロッパで先行発売されると載っていた。EVかあ、というのが正直な気持ち。テスラがごろごろブイブイ走っているし、車は去年新車に替えたばかり。。でも、距離を取る生活が定着してしまったので、電車やバスのお世話にはなりたくない狼。久しぶりにメットを被る生活か、とイタリアのVespe購入を考えていた矢先のこと。ホンダのEVに試乗した。